・「お金」をテーマにした野球マンガの最新刊。
・今回は「CSシリーズ」「契約更改」「ナッツ編(東京遠征)」の3つを収録。
・「契約更改」、今回は大荒れ!保留者続出で夏之介も保留!しかも交渉時に球団と揉めてしまう!
そのやりきれない気持ちを、なんと敏腕代理人 ダーティ桜塚に打ち明けてしまい・・!!
・気になる所で14巻が終了!うわー、続きが待ち遠しい!!
・マンガ的手法で、代理人のダークな面が強調された点もあるにせよ。
私達の大好きな選手は、このように代理人にそそのかされ、日本から海外へ移籍してしまうのだろうか?
いろんな選手の顔を思い出して、悲しくなってしまいました。フィクションなのに(´;ω;`)
※広告
●概要
・概要
・楽天koboで購入。クーポンで20%割引。
![]() | 価格:540円 |
しょっちゅうクーポン配っているので、最近はKindleよりこちらを利用してます。
koboよりKindleの方が、しおりが使いやすいので楽なのですが、お金には返られない。
購入時にクーポン入力を忘れることもしばしば( ;´Д`))
・2014/4/23初版。
▲目次へ
●契約更改
・球団、夏之介、代理人ダーティ桜塚。
この3者で一番失敗したのは球団、続いて夏之介。ダーティ桜塚はノーミス&完璧な対応だと思いました。
・球団側のまずい点
・「優勝したのに日本一になれなかったから収入が減った!だからチームのサラリー総額を前年より増やせない!」という大人の事情。これが根本原因。
・「優勝したのになぜ年俸が上がらない?」と詰め寄る選手を説得できず、疑念・憶測・不信感を呼び込んでしまった。
・チームの看板5人(BIP5人衆)に大盤振る舞いし、その他にはケチった。
・契約更改の保留者が続出後、あわてて3億追加して配分した。ゴネ得。
その3億も数十人に配分したので、夏之介にはわずかしか回らなかった。
・功労者、夏之介への評価の低さ。
・更改担当職員が選手に挑発的な発言。
最後は丸金を「最重要選手」だとバラしてしまう。
これで夏之介も売り言葉に買い言葉。最悪( ;´Д`)
進まない契約更改、話せない企業側の事情、そもそも払うお金がない。
理由はわかるが、企業側の事情は、選手側の事情とは全く別。
お金、評価は一番シビアなので、揉めたら上層部が出席して心から説明すべきと思うのですが・・。
夏之介はまだそこまでの選手じゃなかったのか( ;´Д`)
▲目次へ
・夏之介のまずい点
・BIP5人衆、同期、他チーム中継ぎの年俸と自分を比較してしまった。
「自分一人だけ損してる!」と思ったが最後、もう気持ちのモヤモヤは収まらない( ;´Д`)
・更改担当職員に言い過ぎた(ノ∀`)アチャー
・そのモヤモヤを、あろうことか高校時代の後輩の持田(代理人ダーティ桜塚の部下)に漏らしてしまう。
当然持田はダーティ桜塚に相談。一席設ける。
・ダーティ桜塚に完全にしてやられる。
口車にのせられようとしていると自覚しておきながら、それでも言う通りに行動してしまった!!( ;´Д`)
今までは「契約してもらえるだけで嬉しい」だったのに、それなりの実績を残してしまったから、正当な評価を受けたいと欲が出てしまったのですね( ;´Д`)
主人に逆らっても生きていけるのは、家出先を自力で見つけることの出来る一匹狼だけですね( ;´Д`)
▲目次へ
・代理人の完璧な対応
以下、飲み会の席のダーティ桜塚の行動(私がまとめてます)。したたかすぎる( ;´Д`)
・最初に「今回はビジネス抜き」と強調。
これで、あとで何を言われても、「あれはオフレコだから(・3・)」と逃げることが可能。
・「スパイダースとは簡単に和解できるよ。」
「でもそうしたら給料は7千900万円から1円もあがらないよ。」
「スパイダースにいる限りはーーーーね!!」
「夏之介はよそでは1億円が適正」
「君ほどの人がこんな金額で契約をするのは・・・ハッキリ言って・・バカ・・・・」
「メジャーなら1億5千万円はくだらない」
「スパイダースなら今後10年の年俸総額が5億」
「メジャーなら4年で15億」
「10年で5億なら、引退後に残る貯金は1千万円」
「引退後、コーチならいい稼ぎ口で年収1千万くらい。
でも政権(監督)が変わったら全とっかえ」
「コーチ→解説→コーチのような勝ち組、何人いるの?」
「メジャー帰りなら引退まで5億。
つまり15億+5億で20億だ!」
「僕は凡田クンの味方」
ここで丸金と夏之介のCSでの成績を比較。丸金は20打席0安打。なのに年俸アップ!
「球団は今明らかに「凡田夏之介」より「丸金千太郎」を選んでいる!」
・心理的に揺れており、社会経験がほぼない夏之介では、このなだめすかせの心理的揺さぶりに対抗できなかった。恐ろしき知識と話術!( ;´Д`)
・スパイダースの選手への予算が20億だと看破。その後の推測も完璧に理にかなっている。
・夏之介の二軍時代の情報を新聞で覚えていた。細かい。
・「じゃあ試しに球団にポスティング申請をしてみ!」
球団、夏之介の心理を完全に読んだ。
ちなみにこれは夏之介との賭けで、見事100万円ゲット。一晩で(;・∀・)
▲目次へ
●CSシリーズ
・名古屋ワイルドワンズの北王子監督、12巻と13巻に続き、相変わらず表と裏、どちらのコーチの意見を採用するか、未だに頭を悩ませている模様( ;´Д`)
※参考( ・∀・)つ
もう来年は裏のコーチの石塚さんを首脳陣に入れてしまえよ( ;´Д`)
・短期決戦における「2戦目重視論」について。
初戦のエース対決は避けて、2戦目をエースで確実に取れば・・
ピッチャーが若干落ちてくる3戦目は「2戦目の波」に乗って勝てる確率が上がってくる
計算上は完璧ですね。まぁ、こんなので勝てるようなら苦労はしませんがね。
これを読んで、「天地を食らう」で董卓が仕掛けた鼎戦を思い出しました。
軍を上・中・下のレベルの違う3つの部隊に分けて勝負する戦いとか(本当にあったのか聞いたことないけど)。
それを袁紹&曹操は「相手の上にこちらの下、相手の中にこちらの上、相手の下にこちらの上をわざとあてる」ことで、2勝1敗にする予定でした。
そしたら董卓も同じことをしてきて、結局普通の戦いになっちゃいましたー!って話でした。
まぁ、勝負なんて、相手次第、運次第なので、あまり策に溺れないでねってことですね(;・∀・)
▲目次へ
●ナッツ編(東京遠征)
・ナッツ編で、神宮球場はプロ野球より大学野球を優先していることを初めて知った。
サッカーなら絶対にありえん!強気だな、神宮球場!(;・∀・)
●こんな人にオススメ
・年俸交渉について知りたい方
・代理人について知りたい方
・新人スポーツ選手全般:自身のキャリアプランを考える良い機会。ただし人が信じられなくなる副作用あり。
▲目次へ
※広告
( ・∀・)つ最後にSNSボタンをクリックしていただけると、ちゃさん感激!