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[読書]サポーターをめぐる冒険 [中村慎太郎] 「人は89日間でサポーターになれる」「Jリーグの魅力は物語への参加」

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・副題は「Jリーグを初観戦した結果、思わぬことになった」。まさにその通り。
・2013/10/5 JリーグFC東京ー鹿島アントラーズ戦から、2014/1/1天皇杯横浜Fマリノスーサンフレッチェ広島戦までの89日間に観戦したサッカーの試合を中心に話を展開。最後にはサポーター宣言している。
・サッカーへの目線が、記者やライターではなく、サッカー初心者の観客目線であるのが特徴。
・スタジアムでの応援と応援歌に注目しているのが面白い。
・サポーターは昔の自分を思い出して懐かしみ、サッカー関係者はマーケティングに役立ててほしい一冊。
・海外サッカーや日本代表と異なり、Jリーグの魅力は「物語に参加できること」。
・次回作は、更にスタジアムグルメの表現に磨きをかけてほしい。
 
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●中村慎太郎さんに関する過去記事


 
 ※( ・∀・)つ中村慎太郎さんの初の著作「サポーターをめぐる冒険」の成功を通して、「Jリーグ」がオワコンでないことを証明したい
 
 ※( ・∀・)つ[サッカーイベント]2014/6/8中村慎太郎さん出版記念イベントに参加。ライブ感と応援歌こそJリーグの魅力?
 
出版イベントにて購入した本、読み終わったので感想を書きます。
 
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●Jリーグファンは寂しかったし、悲しかった?

 
第5章(本の表記は第5節)は、試合の観戦ではなく、大ヒットしたブログ記事を書いた間に起こったことを紹介した、他と毛並みの異なる章です。
ここは著者にしか書けない。よく書いてくれた!もっと書いてくれ!という内容がたくさんです(´;∀;`)

この章の見出しからしてグっとくる。
「Jリーグファンは寂しかったし、悲しかったのではないか」
そうです(´;∀;`)
 

 Jリーグは不当に過小評価されてきた。
サッカー好きの友人を観戦に誘ってみると、「海外サッカーに比べてレベルが低いから行かない」などという心無い断り方をされることもある。
テレビでは取りあげられることも少なく、たまにニュースになったと思えば、サポーターが起こした事件のことだ。

サッカー好きとか、サッカー経験者ほど、こんな断り方をしてきます。ろくにみてないのにね・・。
サッカー無関心派は、事件のときだけ嬉しそうに話しかけてきます。そっとしといてくれよ!(#ФωФ)

 正直言ってぼくも、サポーターというのは近寄りがたい不気味な人達だというイメージしか持っていなかった。
しかし、この件を通じて考えが変わった。
Jリーグは、こんなにも深く愛されているリーグだったのだ。
Jリーグのことがもっと知りたくなった。

私も最初はそうでした。一般人に対するサポーターのマイナスイメージは根深い。
そして一度Jリーグの真の姿を知ったときは、夢中になりました。

Jリーグのサポーター達は、自分達に対する理解のなさにずっと苦しんできたのだろう。
スタジアムに一度来てくれたらわかるのに、みんな来てくれない。
それどころか、切り取られたネガティブな情報だけ見て、悪いイメージを募らせているのだ。

「一度来てくれたらわかる」
これを、どれだけ多くの人が、どれだけ胸の内で泣きながらつぶやいたことか!(´;∀;`)

サポーターは、選手達のことを「うちの子」と言うことがある。
強い愛情を込めて、可愛がっているのだ。
結果が出ない時は苦しみを分かち合い、怪我をしてしまった時はもだえるように悲しみ、活躍した時には誇らしさで胸が一杯になる。

今日も我らサポーターは、スタジアムで、飲み屋で、SNSで、馬鹿親をやっています。
 
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●海外サッカー、日本代表、Jリーグの面白さは別物?

・Jリーグを応援する理由がない

第5章
 そして、今までどうしてJリーグを観に行こうと思わなかったのかについて考えた。
海の向こうの試合は深夜まで起きて見るのに、一番身近なところで観戦できるプロサッカーリーグに行ってみようとは思わなかった。
その理由は何だろうか。
 いや、行こうと思ったことはあるにはあるが、休日を丸々潰して、お金を払ってまで行く気がしなかったのだ。
Jリーグをテレビ観戦したことはあったのだが、やはりバルサやレアルの試合の方が面白いという結論になった。
一方で、同じ日本人が主体のサッカーでも、日本代表戦には全く別次元の面白さがあった。
日本を代表するチームであるため、応援する理由も簡単に見つけることができた。
しかし、Jリーグのチームには応援する理由がなかったのだ。
これがスタジアムに行かなかった理由なのだと気付いた。

グゥの音も出ない。
海外サッカーはレベルが高いから。
日本代表は日本人だから。
じゃあ、Jリーグは?
身近な存在?日本人なら日本のチームを応援?それでは弱いみたいですね。
 
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・「物語」に参加できることが最大の魅力!

 

第15章
 サポーターであることの最大の特権は、「物語」の中に入れることではないだろうか。
我が子のようにクラブを可愛がって全力を尽くして応援し、喜びも苦しみも選手やクラブと分かち合って来た末に、初めてわかるものは間違いなくあるだろう。

クラブを中心とした物語に参加する。
これこそJリーグが海外サッカーや日本代表にない魅力では?
海外サッカークラブは日本国内にいては遠すぎるし、日本代表は活動期間が限られるし。
 
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・祭りの「観光客」と「関係者」

 

第15章
 各地で行われるお祭りを例にしてみるとわかりやすい。
観光客としてふらっと参加したり、祭りの模様をテレビ中継で眺めたりした人が思うことと、地元の祭りが大好きで、何ヶ月も前から準備して来た人が思うことが、異なったものになるのは至極当然のことだ。
 祭りを「観光」したいのか、祭りの「担い手」になりたいのか。

その通りだ。。わかりやすい例ですね。
日本代表の試合のときだけ発生するサポーターと、コアなJリーグサポーターは、何が違うんだろう?と思っていましたが、祭りの「観光客」と「関係者」に置き換えれば、感情移入に違いがあって当然ですね。
 
※一応断っておきますが、個人的には、観光客サポーターでも大歓迎です。
客がいないと祭りは盛り上がらないし、人それぞれ楽しみ方に違いがあるしね。
著者も「担い手だと体験が濃厚すぎる」と書いていますしね。
 
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