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[マンガ]ギガントマキア [三浦建太郎]「ベルセルクを休止してまで描いたプロレスマンガ!DDTで巨人と戦え!」

更新日:

※ネタバレ注意!
 
・著者は「ベルセルク」で有名な三浦建太郎
・タイトルのギガントマキアとは、文中では「巨人戦争」と説明。元々の意味は「ギリシア神話中の巨人たちとオリュンポスの神々の戦い」。
・本の帯は「脳細胞が老いる前に、やっておかねばならないことが在る!!」
 著者が「ベルセルク」の連載をストップしてまで描いたSF物。
・本の背表紙には「変わり果てた世界にも"生命"はいきづく!」
 生命のしぶとさ、醜さ、峻烈さ、小さな存在と希望が民族間の憎しみの連鎖を断ち切ることを、圧倒的な筆力で描く1巻完結マンガ。 
・著者よ、これで気が済んだ?さあ「ベルセルク」の続き、描こうか?(ニッコリ
 
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本の概要

世界観

・舞台ははるか未来の地球。大災厄により、人族(ヒュー)の他、亜人族(ミュー)、怪物、精霊、果ては巨人まで混在するファンタジックな世界。砂漠、凍土、雷雲、荒野が生物に襲いかかる厳しいサバイバル環境。
・人族、亜人族、怪物、巨人の戦闘シーンは、「ベルセルク」と同じく、生々しさ満載
 
・このマンガでの人族は、「怪物」の大蛸や大ナメクジ、「巨人」という圧倒的な武力を背景に、亜人族の豊かさの源泉である「巨人」と生命と生活全てを奪う敵役。
・読者は必然と亜人族びいきになる。
 過去に人族と交わって誕生したため、外見と特性が虫・動物である他は人間そのもの。
 しかし、戦闘時の武器が弓矢・槍など貧弱すぎで、人族に歯が立たず、ひたすら惨殺されていく。
 人族の残忍さを際立たせるため、わざと武器を弱くしたのかな。
 
・人族と亜人族の関係は修復不可能。そんな争いを、主人公の泥労守(デロス)ヒロイン?の風炉芽(プロメ)は二人だけで止めようと奮闘する、そんな話。

登場人物

・デロスは元闘士であり、各種プロレス技を繰り出す烈修羅(レスラ。いわゆるプロレスラー)。「ベルセルク」のガッツから、ずる賢さと卑怯を消し去ってぽっちゃり筋肉だるまにした感じ。・・原型ないか。
・プロメは、ガッツにデレる前のシールケのように、小難しい台詞と無機質な言動と表情が特徴。
 しかし、最後には契約者のデロスを助けるので好感が持てる。
・メインキャラがデロスとプロメの二人なためか、プロメ一人で解説、エスパー、女王様、ボケ、ツンツン、よ う じ ょ、赤ん坊から長州小力までこなすハメに。

著者が老いる前に描きたかったものとは?

プロレスマンガ?

一番目立つのがコレ。主人公デロスがレスラーという設定で、あちこちでプロレスバトルを繰り広げる。

プロレスでみんなを一つに

闘技場で、半刻もの間、昆虫の強力な外殻を持つ亜人族の聖虫族(スカラベ族)の戦士・雄軍(オグン)の強烈な攻撃を、あえて全て受けきったデロス。そんなデロスにオグンは問いかけます。

オグン
何故お前はオレの打撃を避けなかった?
オレの拳など避けるに値しないということか?

デロスは、自分は元闘奴で、殺し合いをさせられてきた過去を告白。

デロス
・・オレはたまらなくイヤだったんス
憎くも無い相手と殺し合わされるのも
そんなもん見て人が喜んでるのも
 
だから自分はあのやり方で戦うっス
相手の思いも力も全て観客に見せ付けて
自分はそれを全部受け切って見せる
そうすると冷酷な闘技場がただ勝者と敗者
生と死を分けるだけの場所じゃなくなるっス

 
そこでは相手も自分も観客も
誰も誰かを貶むことが出来なくなるっス
みんなが熱い一つの大きなうねりになるっスよ

私はプロレスは詳しくないですが。
わざと相手の攻撃をうけて会場を盛り上げる、TVでみたシーンそのまんまな戦いでした。
 
逃げず、技をくらいながら、正々堂々と、真っ向勝負する姿は、長時間戦う姿は、興奮して怒りと憎しみが発散されたこともあるのか、最後にはスカラベ族から賓客として認められました。

巨人相手にもプロレス

デロスとプロメの目的である「巨人」。
熱プラズマとかプラズマブレードとか放つ相手にも、筋肉バカデロスはプロレス精神を捨てません。

烈修羅(レスラ)ってのは苦痛と喚声を喰らって最大の力を爆発させるっス

後ろの子供達を守るため、ガードを解いて敵の攻撃を受け続け、DDT(それとも垂直落下式ブレーンバスター?)とか、成層圏からのイカロスフォール(キン肉マンの技でこんなのあったような?)で巨人を戦闘不能にしちゃいます。
 
巨人姿でこんなのやるなよ、地球が更にボロボロになるだろ(;・∀・)

人間の愚かさ?

「ベルセルク」のヴリタニス港でのシーンを思い出しました。

たくさんの樹木を切り倒して建造した大型船。
戦争のために集まった傭兵達。
一方的に命を奪われる奴隷達。

シールケ
こんなに大きな物を造って・・
こんなに大きな物でないと運びきれない物って何?
辿り着けない場所って何処?
あの群衆は何をしようとしているの?
血を流し合うためだけにあれだけの人間や物が集められたの?

「ギガントマキア」での人族の帝国軍もこんな感じ。
「怪物」「巨人」と身の丈を越えた戦力を保有し、
上からの命令、富と出世のために、各地で「巨人」を奪い去り、亜人族を壊滅(デロス達が間に合わなかったシーンあり)。
その「巨人」が破れるや、震え怯える醜態。
 
身の程をわきまえろ、ということ?

プロメさんの回復シーン?

よくこんな設定思いついたよなぁ。。
確かにこれは、老いる前の元気な時にしか描けない(;・∀・)


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