読書

[マンガ]ナナのリテラシー 2巻[鈴木みそ]混沌の日本ゲーム市場。課金やガチャは悪なのか?ゲームは文化か、ギャンブルと同列か?

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・かつてファミコン通信(現「ファミ通」)「おとなのしくみ」など連載していた著者の最新作。
・ITコンサル会社「プロテクト」で働く、「黒髪&前髪パッツン」「基本無表情」「クールビューティー」「ドングリみたいな頭」「おっさん転がしの天才」な天才JK、許斐七海(ナナ)が主人公。
 
今回のテーマはゲーム。かつてのファミコン時代に活躍したクリエイターの黒川内社長の依頼で、ケータイゲームで大ヒットを連発している通称「殿下」の調査をすることに。
・2013年までのハイスペックゲーム、ガラケー、ガチャ、無料、課金、スマホアプリ、ソーシャル、あの大人気ブラウザゲーまで、最近のゲーム事情を網羅。ゲーム好きなら是非読みたい一冊。
・特徴は、統計データと「ケータイゲームは情弱の暇つぶし」「バカに売って何が悪い」という辛辣な正論をミックスした、小気味良い、昔と変わらぬ鈴木みそ節
・1巻に続き、鈴木みそ吉先生も登場。電子書籍大成功、おめでとうございますヽ(゚∀゚)ノ
・ジンゴロー、今回はあんまり働いてない。盗撮のみ。
・大村さん、元気そうで何より!
 
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本はこちら


単行本はこちら。マンガ内ではメガネ無しです。

私はこちらのKindle版を買いました。

衰退、復活、混沌の日本ゲーム市場

国内の家庭用ゲーム機(コンシューマー)市場は、2012年で4000億円。カップラーメンと同じ規模の、あまり大きくない市場とか。
・今のゲーム機は開発に恐ろしくお金がかかる。
 小さなゲームでも一億から、GTA5は200億以上とか。開発期間も数ヶ月〜数年単位で、一本数千円と高く、ハイリスクなのにリターンが読めない。
ほんの一握りの勝者と、その他大勢の敗者、それがゲーム界。
 体力の無い日本ゲーム会社では、巨大資本の海外ゲーム会社に太刀打ちできない。
・そんな日本を救ったのが、ゲームに興味がないユーザーを取り込んだガラケー、ソーシャル、ガチャ、課金。
・2013年のソーシャルゲームの規模は4000億円と、家庭用ゲーム機に並んでしまった。
・現在のゲーム界は「無料&広告クリックのカジュアルゲー」「ゲーム内課金で稼ぐソーシャルゲー」「ブランド力を持つ大手有料ゲーム」が混在する戦国時代。

古き良きゲーム黄金時代

私は1980年生まれ。
ファミコンブームど真ん中世代、ゲーム黄金時代を経験しました。
だから、今の最新ゲーム(ソーシャル系)についていけません。
 
だからこそ、p47からの社長の台詞に、完全に同意しました。

ゲームというのはな
いかに楽しく努力をさせるかが重要なんだ
頭や体を使って
難しい目標を達成した時
ご褒美として脳みそから汁が出る
運動した後の気持ちよさ
褒められた時に誇らしい気持ち
泣きそうなほどの感動
というのは現実ではなかなか出会えない
 
ゲームは誰もが飛び越せる絶妙な難易度の壁をクリアさせることで
すごい! キミはできる よくやった
すさまじい達成感を得る
現実世界ではあまり褒められたことのない子供が
自分から進んで体験したくなる
それこそがゲームのキモだ

ああ、そうなんだよな。
勉強ができなくても、運動音痴でも、ゲームが上手ければクラスのヒーローになる。
ファミコン時代のゲームは、当時の子供達の間で認められてた一分野だったのです。
当時のゲームは、練習して、時間をかけないと、上手くならないし強くならない。だから長時間遊んでいました。
これが古き良き時代のゲーム。
 
次に社長は、今の課金ゲームを否定します。

リアルマネーを使うのはその大切なゲーム体験を飛ばしてしまう
まったくの努力なくお金で手に入れる快楽は
ドラッグなんだよ
ガチャにはまって銭突っ込んでる連中は
もう自分でコントロールすることができない
ゲームの中での「努力」を放棄する
ゲームの中の時間を買う
他人の経験値を現金で買う
それは「麻薬」と同じだよ

ゲームは疑似体験の世界なんで見極めは難しいが
脳内麻薬で留めることが大事だ

ドラッグ・・そこまで言うのか。
 
かつて(今もかな)ネット上で、ガチャや課金の議論が巻き起こりました。
ガチャ・課金反対派の意見は、この社長と同じく「それはゲームではない」「ゲームの成功を金で買うのは間違い」という考え・・のはず。

今と昔はゲームの概念が変わった

しかしこれは、ゲーム黄金時代を過ごしてない、若者やライト層には、全く受け入れられない、ズレた意見のようです。
 
殿下は、p107で語ります。

1時間集中して遊んでやっと面白くなるようなたるいゲーム
もう誰もやらない よ
バカバカしいくらい明るく
わかりやすくしないと
だって難しいしくみ
わからないから彼らには
短い時間を何度も繰り返させる
そう
ドラッグのように
光と効果で興奮させて刺激を繰り返す
思い出しただけでアプリたちあげたくなるように
パチンコよりワクワクさせる

それがぼくが作ってるゲームなんだけども?

短時間で簡単に興奮させるもの、努力は不要、ライバルはパチンコ。
これが今のゲームなんですね(´;ω;`)
 
マンガ内では、社長はガチャをゲームに採用しませんでした。
その結果、かつてのガチャブームに便乗できず、会社経営は低空飛行を続け、社員や殿下から「時代遅れ」「老害」と罵られます(´;ω;`)

それでも私はちゃんとしたゲームが好きだ

日本の不況により、かつての古き良き時代は終わったのかなぁ。
 
物語のラストは、ナナの活躍で、まず社長が譲歩。
殿下と社員が新企画を提案し、社長がうまく不要な要素をとっぱらい、新ゲームを生み出しました。
でも結局、社長が望むゲームではなかった。
これが時代の流れなんですね。
仕方ない。
 
私は、今の最新ゲームもちょこちょこやってますが。
それよりも、未だにPS2「Jリーグウイニングイレブン2010 クラブチャンピオンシップ」と、
PS3「シヴィライゼーション レボリューション」をやってます。
 
ソーシャルゲームはやる気しないですが、「メタルマックス」「逆転裁判」シリーズは、今も最新作を買ってやってます。
少数派でもかまいません。
ちゃんとしたゲームが好きなので、少数派になっても、ちゃんと好きなゲームは買って貢献していきます。


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