・本の帯「さらば!都会で消耗する生活!!尾道なら、年収200万円以下でも楽しく快適に暮らせる!!」
・著者自身の、2008年東京から広島県尾道への移住と、尾道暮らしをテーマとした、脱出アンド移住生活をリアルに描いたコミックエッセイ。
・熊本県出身の著者は、東京の中央線国立駅近くに住み、漫画やイラストの仕事と週5日本屋バイトで淡々と過ぎる日常にモヤモヤ。
・ある日、友人から「尾道で一軒家が月1,2万円でゲットできるかも」と聞いた筆者。2008年3月、後の妻と二人で思い切って東京を脱出し、尾道へ移住。すると一軒家(築80年)と土地をタダでゲット!
・著者曰く「移住もいいかもなぁ」「なんか東京ツライなぁ・・」とモヤモヤしてる人に読んでほしい一冊。
・奥さんは豪快で心がダダっ広いイケメンだが、唯一ムカデ・ヤモリが苦手と乙女なシーンあり。
※広告
本はこちら
作業着、サングラス、ヅラを思わせる髪型が特徴の著者がマンガ内に登場。奥の人物は奥さん。
家と土地はタダ。しかし住むには修理が必要
以前、別の本を読んだとき、古民家改修費の例が載っていました。
[感想]いなか暮らしの本 2014年 10月号「安い古民家、修繕費はおいくら?古民家情報が出やすい地域は信越・近畿の山間部!」
築100年、かなり古くて損傷有り。
家賃1万円、2011年11月に契約後、改修に着手。2012年5月に新生活スタート。修繕期間は半年。
基本的に自分たちがDIY。週末に自宅から通いながらの作業。
ただ屋根、浴室、給湯器、電気設備工事など専門性の高い作業は業者に依頼。
費用はトータル約250万円。
基本、この例と同じ話が載っていました。
著者の場合。
・山陽本線尾道駅から徒歩5分。高台にあり、海が見える眺望は格別と、超好条件。
・築80年の洋風古民家。石段の上、ビル10階建ての高さ。
・まずは大量の残された家財道具やゴミの処分から。不要品は蚤の市で売却。
・基本、自分たちがDIYで修繕。
壁の修繕(古い綿壁をはがし、下地塗り2日、漆喰塗り一週間)、
ボットントイレの修繕(壁、便器を洋式に)、
外観修繕など。
・費用は20数万円(譲渡や登記など)、市のまちなみ形成事業の助成金で最大200万円まで補助あり。
・修繕は数ヶ月かかり、その間は間借りした友人宅から通っていたため、修繕中の宿泊費用を抑えられた。
・固定資産税は年に一万円以下。
ココが大変、尾道暮らし
・尾道の坂。坂が非常にきつくて有名。
あまりのきつさに、坂の上には空き家がたくさん。だから著者はタダで家をゲットできた。
著者の妻はお米を買いに行く前は変な準備運動して気合いを入れて出発、帰宅後は疲労でしばし放心状態に。
・虫の襲撃。
山、石段なエリアにはムカデがうようよ。夜中に寝所に出現したり、天上からフライパンの中に落ちてきたり。
・道が狭く、車が入れないエリアもたくさん。
・著者は移住後、疲労が溜まったのかヘルニアに(´;ω;`)
以後、坂道の移動や修繕作業がままならず。
家で布団寝たきり生活が続いた結果、畳にカビが生えて妻に爆笑されることも。
作中、3回発生&再発(´;ω;`)
ココが凄い、尾道生活
・新しい活動にチャレンジさせてくれる。その際、空き家を格安利用できる。
NPO「尾道空き家再生プロジェクト」と町の人々の助力で、著者は卓球場(天狗プレイ場)をオープン、けん玉講義を開催、ゲストハウス(ユースホステル)「あなごのねどこ」店長に就任(ヘルニアでやむなく引退)、漫画教室開催。
その他、町に多数の芸術的な絵、建築物、小物、作品を提供。
・移住者同士で協力できる環境が整っている。家の修繕、町の活性化会議など。
・空き家マニアTさん、若い頃やんちゃしてた大工さん、いたずら好きの通称「カツオ」、謎のアフロけん玉野郎な洋服屋さん、奇妙奇天烈な芸術家おっさん・・など、エネルギッシュな人多数。
・安くて美味しい尾道グルメ。
・尾道ラーメン。基本濃い目のしょうゆラーメン。
・広島焼き(そば入りお好み焼き)。
・対岸の向島で海水浴。人がいなくてプライベートビーチ!
・しまなみ海道のサイクリングが盛ん。バリィさんで有名な今治とつながっている。
・都市部まで近い。福山まで片道20分、410円。岡山まで片道80分、1320円。
移住についての著者のコメント
最終回から引用します。
いつからかこの漫画を描くとき
ふとある人たちのことを思って描いてる自分に気づきました
僕のようにいつも決断に迷っている人たちです
はい!!
ふと自分のことを考えたそこのアナタです!!
Σ(゚∀゚ノ)ノ
もし「住む場所」とあなたの「居場所」がズレているように感じたら
物理的に場所を変えてみるのも手だと思います
物理的に・・。
「空き家」へ移住してシンプルなことがひとつわかりました
住める場所は全国よりどりみどりなんです
余っているくらいです
そうです!!余ってるんですよ
あなたにピッタリの「居場所」なんてそこら中に余ってるんです!!
次はあなたの番だ!!
次はあなたの番・・。
読んだ後、私は・・
モヤモヤしてるから、この本を買った私。
つるけんたろう「0円で空き家をもらって東京脱出!」を読んだ四日後、 #移住 pic.twitter.com/lyxd1lbeA9
— tokainakurasi (@tokainakurasi) 2014, 9月 21
思いつきで。
本当に尾道にきたバカが私でございます。来週くらいにブログにまとめます #移住 pic.twitter.com/GqOGxRzx3N
— tokainakurasi (@tokainakurasi) 2014, 9月 21
尾道に行ってきました(・ω・)
今回の旅の目的は、NPO法人尾道空き家再生プロジェクトに会うこと。無事会えて、その結果は…またブログにて #移住 pic.twitter.com/yWtcc70E62
— tokainakurasi (@tokainakurasi) 2014, 9月 22
明日から、尾道旅行紀 & 移住について、書いていきます。
※広告
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~

( ・∀・)つ最後にブログ村とSNSのボタンをクリックしていただけると、ちゃさん感激!


にほんブログ村 にほんブログ村