前回の続きです。
移住について聞いた話と、尾道の町について、もう少し書きます。
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目次
1日なんでも空き家相談会にて
移住先が決まるまでこんなに時間がかかる
一通り空き家レクチャーが終わったので。
NPO法人尾道空家再生プロジェクトの担当の方に「移住にかかる期間は?」と質問。
回答。
「早くて数ヶ月。3年くらいかかるのも普通」とのこと。
え!
私は合計三ヶ月くらい・・と見積もってるんだが( ;´Д`)
つるさんも、マンガの中ではあっさり書いてますが、家探しに数ヶ月かかったと、ここで教えていただけました。
これでも決断が早い方だとか。
その間は友人宅に居候したので、滞在&家探し費用が抑えられた模様。
どうしてもここに住みたいから移住してきた話
このとき、隣で打ち合わせしていた女性の話に。女性の方からもいろいろ教えていただきました。
「三年かけて○○からここに通い続けて空き家を探しました」
「これから○○万円かけて空き家を修繕する所なので、ここで打ち合わせ中」
Σ(゚∀゚ノ)ノ
そこから通うとかなりお金がかかるんですが。。
しかもそれだけあれば、一軒家建つのでは。。
失礼ながら、この二つの感想を伝えると。
「どうしてもこの町に住みたかった」
「やっと気に入った家がみつかった」
「自分で修繕するのが楽しみ」
「時間もお金も気にならない」
ニコニコと、心の底から楽しそうに語っていただけました。
そうか。
移住とは「どれだけお金や時間を使っても、ここに住みたいから住む」というものなんだ。
なんとなくここに来てみた、自分の決意のゆるゆるさが恥ずかしくなりました。。
非常に困難な交渉
時間がかかる理由として。
この法人は空き家を紹介するだけであり、持ち主との交渉や契約についてはノータッチ。
借りたい方が持ち主と直接交渉するようです(アドバイスはいただける模様)。
契約完了まで、どのくらいかかるかわからないとか。
数日?数週間?数ヶ月?
不動産の賃貸契約のように1日で終わる・・とイメージしてましたが、これは専門家が事前に契約・登記などを準備済みのためだからとか。
個人vs個人の交渉だと、金銭面や細かい契約、そして感情面で、いろいろとある模様。
ああ、よかった、話を聞きにきて。
あくまで現時点の私の感想ですが。
移住をなめてました。
もっとお手軽にできるものと思っていました。
簡単に家一軒を手に入れて快適生活!なんてことにはならないようですね。
頂き物
1時間ほどで北村洋品店を後にしました。
空き家再生プロジェクト関連の資料をいただきました。
説明資料の他。
左下のレトロかるたっぽいものは、つるさんイラストの「尾道暮らしへの手引書」です。
日本家屋は夏向きにつくられています。冬のすきま風を気に病むのではなく、夏の涼しさを感じませう
山手には海からの風がよく通ります。
このような、尾道暮らしや移住に関する豆知識が載っており、思わず唸りました。
坂暮らし体験ハウス
前述の画像、いただいた物の右下。
坂暮らし体験ハウス「坂の家」の広告でした。
尾道の駅裏斜面地に密集する大正から昭和初期に建てられた洋風長屋の一軒を再生し、空き家を探している方や坂暮らしを検討中の方に坂暮らし体験ハウスとして、また、移住が決まり再生中でまだ住めない方の仮暮らしハウスとして利用できるようにしました!
移住希望者や空き家の再生中の方専用のウィークリーマンションですね。
1週間で大人一人が15000円(NPO会員は10000円)と安い!
何より、実際の古民家で短期間の生活を試せるのが大きい!
暮らしてみないと、何がよくて何が不便なのか、気付きませんからね。
私も、ここに本格的に移住したい場合は、まずこれを利用したいです。
あなごのねどこ
前述の頂き物の中に、つるさんのマンガで登場したゲストハウス「あなごのねどこ」の名刺サイズ広告が。
泊まってみたかったけど、ゲストハウスは敷居高そう。
まだ体調的にイマイチだし、人見知りだし、英語話せないしなぁ(;・∀・)
商店街を歩いてたら、このお店を発見しました。
空き家再生プロジェクト関連のユースホステル、あなごのねどこ。
カフェも併設。
若い女性でいっぱいで入れず。 pic.twitter.com/bSxsDxpRWK
— tokainakurasi (@tokainakurasi) 2014, 9月 22
大盛況でした。
あと二件、尾道にゲストハウスを見つけました。外人さんの姿も。やはりここは観光の町なんですね。
観光客、つまり人の移動・流動性がある場所なら、新しいお店や挑戦がうまくいきそうな雰囲気ありますね。
なお、マンガに登場したガウディハウスにも行こうとしましたが。
坂を登る途中で突然犬に吠えられまくり、逃げてきたので、写真はありません(;・∀・)
やっぱり犬より猫がいいなぁ。
つるさんの移住インタビュー記事
後日。
このブログを書くためにググって調べていたら、つるさんインタビュー記事が見つかりました。
タダで空家をもらって東京脱出、尾道移住。移住生活のあれこれを聞いてみた | 住まいの「本当」と「今」を伝える情報サイト【HOME'S PRESS】
2014年8月28日の記事ですね。
あれ、つるさん、マンガのようなサングラスと変なヅラっぽい髪型じゃないんだ。そりゃそうか(;・∀・)
最初の尾道来訪は観光目的。家を安く手に入れられるという情報はあったにはせよ、気に入ったから引っ越したのだろうと思って聞いてみると、そうでもないという。「もちろん、普通に良いところだと思いました。でも、それは他の土地でも同じ。どこに移住するか、選り好みし出したらキリがない。それよりも偶然を大事にしようと。街で会った人も街もとても人懐っこい感じで、それが良かった、だから決めてしまおうという感じでしょうか」。
そうなんですよね。本やネットで情報収集をしても迷うだけ。自分の肌で感じた感覚に従うのもよいキッカケですよね。
といっても、全ての人がそんな風に人懐こく、新参者を受け入れてくれるわけではない。「もちろん、よそ者が増えることを嫌がる人もきっといるだろうし、どの街だから親切、どこは閉鎖的とは言い切れない。そういう先入観で街を見ることにはあまり意味はないように思います」。事前にあれこれ考えて悩むよりも引っ越してしまおう、つるさんの話からはそうした思い切りの良さが感じられる。
先入観・・なるほど。街全体が同じ意見だとも限らないだろうなぁ。
次に仕事に関しての話。
移住者はフリーランス、ネットがあればどこでも仕事ができる方が多い模様。
やっぱりそうなんだよなぁ。
「尾道に勤め先が多いか、仕事が探しやすいかといえば、残念ながらそうとは言えません。でも、ある程度収入が落ちてもかまわない!と覚悟を決めて移住してきた人は、むしろ逆にその後、ちゃんとやって行けているような気がします。しかし、例えば現在の月収が40万円で、下がっても35万円までしか許容できないという人には難しいかもしれません。モノがないなら、場所がないなら自分で工夫をすれば良いという自立した意識の高い人ほど、移住に向いているのでしょう」。
う〜む。
私はどうなんだろう?どっちなんだろう?
会社にしがみつかないと稼げない気がするし、自分で工夫していろいろやりたい冒険心もあるし。。
住まいに何を求めるかは人それぞれだが、多くの人は最初に利便性を求める。だが、逆に利便性を外して考えると、住まい、住む場所の選択肢は大きく広がるし、空き家問題解決の端緒も見えてくるのかもしれない。つるさんの話を聞いてそう思った。
利便性を外す、か。
何かを得るためには何かを諦める方が良いのかな。。
他にもいろいろな情報が載っていました。
以上、尾道遠征紀でした
長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
今回、初めて移住活動をしてみたのですが、やってみて、現地に行かないとわからないことばかり!
色々と刺激になりました!
そして尾道は、好印象でした。候補の一つにします。
移住に関しての考えは、数日後に改めて書きます。
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[尾道遠征紀2]駅前に海!背後に坂と山!観光、自転車、尾道ラーメン、広島風お好み焼きと、なんとも不思議な町、尾道!
[尾道遠征紀3][移住]尾道でNPO法人尾道空き家再生プロジェクトを訪問、尾道市空き家バンクに登録し、空き家の現状を思い知らされました
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