※今回は謎の要素が薄く、犯人の事件背景がキモだと判断しましたので、全てネタバレします。ご注意ください。
相棒 season13 第13話「人生最良の日」の感想です。
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公式HPとあらすじ
2015年1月28日(水)よる9:00~9:54第13話 「人生最良の日」|相棒 season13
茨城県郊外の小さなガソリンスタンドで、経営者の男性の遺体が見つかり、現場から現金が持ち出される事件が発生した。
その頃、都内で危険ドラッグの摘発に協力していた右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は、大金を隠し持った挙動不審な中年女性・淑子(床嶋佳子)を見かけ、尾行することに。
一方、伊丹(川原和久)をはじめとする捜査一課の面々は、ホテルで若い女性の変死体が発見された事件を捜査していた。バッグから大量の覚醒剤が見つかり、女は麻薬の売人と思われた。警察は、殺人の可能性も視野に入れ、現場から消えた男の行方を追う。
しかし、姿をくらませた男・四宮(湯江健幸)は、暴力団関係者に拉致され、押収されてしまった覚醒剤の穴埋めをしろと脅迫されていた。
ガソリンスタンドの遺体の件と、女性の変死。
2つの事件、全然関係無いのに、よく最後に結びついたな・・と思いました。
全体的な感想
・今回の舞台は、東京の街中。
・テーマはタイトル通り「人生最良の日」。
辛い日常を過ごしていた二人は、この日を人生の転機にしようと、待ち望んでいた。
しかし、最終的に一人は絶望を味わう。
一方一人は満喫できた模様(本人の中では)。
・わずかな情報から推理、出てきた証拠や証言で犯人を追い、犯人を説得、最後は真相が明らかに!という回。
ただ、推理元となった情報が断片的すぎ&推理しようがないレベルでした。
最後の真相究明まで事件の背景が分からない、もどかしい回でした。
・その分、事件背景がリアリティありすぎで悲しくなった。
犯人の苦しみに共感、同情せざるを得ない。
雑感
・危険トラッグの摘発という雑用に駆り出された特命係。
・特命係、一介の主婦に備考をまかれる失態。油断したか・・。
・犯人の身元と足跡の推理。
・鞄が同じ
・指先の爪が黒ずんでいた(ガソリンを長年扱ったから)
・ジャンパーは作業着
・タバコの火に過剰反応したのはガソリンスタンドが火気厳禁だったから
・甲斐の「マルB」発言が「暴力団」と直ぐに分かった理由は、ガソリンスタンドに警察官がよく立ち寄るから
これだけで、TVの殺人事件を結びつけるのは強引か。
でもドラマですから仕方ない。
・いつもは無鉄砲な特命係と一課の2人組なのに、今回はなぜか慎重。急げー!
・ヤクザと警察相手に主導権を握った主婦。度胸がある!
これで普通の主婦なのか?
・右京は、靴がパンプスから動きやすい靴に変わってたことで、お芝居だと見抜いた。
これだけでよく見抜ける。。
・ヤクザの「メガネザル」発言にキレた角田課長、ヤクザをボッコボコに。強い!
・幸子さん、せっかくチケットをもらったから・・と、わざわざ店を閉めてやってきた。個人経営の店は自由だなあ。
・主婦の淑子から、事件の背景を聞き出す。ここからが今回のキモ。
・結婚後は仕事漬け、夫は厳しく、女関係が緩く、介護に疲れ、楽しみにしてたLIVEに行こうと夫を誘ったら否定。
これは辛い・・。
淑子
今しかない、今飛び出さないと、ここから出られなくなる!
(省略)
「最良の日なんてなかった」と悔やみながら死んでいくのはたまらない!
・LIVEに行きたかったが、借金で疲弊し、ガンで倒れた友人の思いも背負っていた淑子。
夫の突然死に、友人の姿を思い出したのか、ついついやりたい事を優先してしまった模様。
・右京曰く、事件が起きるとよくわからない行動をとる、というが。
ただ今回は、積もり積もったストレスと、うんざりした日常に疲れ果てていたことが大きいかと。
右京
お気の毒です。歌のような最良の日にならなくて
淑子
いいえ。憧れの人とドキドキするような時間を過ごしたんです。
知恵絞って、ヤクザとやりあって、警察相手に芝居までうった。
刑事さん、私、今日ほど生きてることを実感できた日は無いんです!
安泰だけど辛くて平凡な人生より、破滅が決まってもスリルある一日、を優先してしまった淑子。
言葉が見つからない。
世の中に、同じようにくすぶっている人が、数百万人もいるのではないか?
・最後は、海沿いで花火が打ち上がる。
みんなそれを見上げる。
課長と、捕まえたヤクザも。さっさと連れてけ。
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相棒 season12 下 (朝日文庫)
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