サッカー 読書

[感想]サッカー脳を育む[中村憲剛]「サッカーをやる子供に読ませたい一冊。失敗してもやり直せるよ。」

投稿日:

2015/3/12発売。
著者は元日本代表・川崎フロンターレ所属のMF中村憲剛自身。
「サッカー脳を育む」の感想です。
 
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サッカー脳を育む/中村憲剛
 
神奈川県川崎市、川崎フロンターレの練習場「麻生グラウンド」で撮影された写真が表紙。

概要

子供でも読みやすいよう配慮された構成。
 全6章、159ページと短め。
 文字間隔も余裕があり、読書が苦手な人でも読めそう。
 
・文、構成は、川崎関係の記事でおなじみ、サッカーライターのいしかわごう
 
・表題の「サッカー脳を鍛える」は、身体的に劣っていた(中学入学時は136cm!)憲剛が、「どうすれば試合に出られるのか」「どうすれば通用するのか」と常に考え続けた末に辿り着いた秘訣です。
 
 これは、フットボールネーションでも語られた「日本人がもう一段上のレベルになるための方法」と同じですね。
 上手くなるには、単なる技術の向上だけでなく、頭の中も鍛えないといけない。
 
「スルーパスのコツ」「俯瞰的視野(バードビュー)」など、ゲームメーカーを目指すならぜひとも知っておきたい点にも記載有り。
 ただ、本書は「技術」よりも「考え方」を重視した作りであり、活字メインで図解が一部であることから、「これを見ながら練習」するより「練習の合間や空いた時間に読んでイメージを湧かせる」使い方がよいかも。
 「もっとイメージしたい」「映像で知りたい」という方は、

Kengo 14 2003-2010 [DVD]
 以前発売されたDVDの方がよいでしょう(スルーパスを出す直前の憲剛の目線の動きを、顔に装着したカメラで追った映像あり)
 
・各章の間に、子供の頃から最近までの中村憲剛の写真を載せた「KENGO'S写真館」を掲載。
 川崎サポーターにとっては、白髪がない石崎 元監督(現山形監督)、若い福家 元GM、あんまり変わらない武田 現社長が貴重かも。

目次と各章のざっくり感想

私の心に留まった点を載せていきます。

第1章:サッカーがうまくなるための心構え

子供の頃に教えておきたい、基本的で大事な話がいくつも。
特に「考える癖をつける」のは、大人になってからは難しいですからね。
 
「自分を変える勇気を持つ」「試行錯誤して自分のスタイルを見つける」など、子供の頃に独力では気付かない点も指摘してくれます。
 
そして、「05:憧れの人を徹底的に真似る」では、憲剛はラモス瑠偉のプレーを観察して真似ていた、と書いてあります。
 
もっと試合を観るとか、良い選手のマネをすることの大切さは、フットボールネーション7巻の「戦術メモリー」の主張と同じですね。
イメージしながら練習することが上達の秘訣!

第2章:ボール技術を高める考え方

 
ここは川崎フロンターレの風間八宏監督の影響をモロにうけてますね。
それと、オシム元日本代表監督についても記載あり。
この2人の影響が大きかったことが伺えます。
 
他には、大学の2つ上の先輩、元大分の宮沢正史との対面パスの話、私には初耳でした。

第3章:ゲームメイクの思考法

実際の試合でスルーパスやゴールを決めたシーンについて、図解で解説あり。
スルーパスのフィニッシャーであるジュニーニョ大久保などの話あり。
FWってオレ様なんだなあ(;・∀・)

第4章:俯瞰的視野を身に付けるステップ

「景色を残像で記憶する」は日常生活でも記憶力を高めるために使えますね。
「ラインズマンをやって間接視野を鍛える」という話は新鮮!

第5章:メンタルコントロール術

 
本書で一番の突っ込みどころ。
「本当にメンタルコントロール、できてるのか?」
と。

日本代表サポならわからないでしょうが、川崎サポなら同意してくれるかと。
 
というのも。
川崎の試合中、負けてたり上手くいかないと、憲剛は直ぐにメンタルが乱れてキレたり、プレー精度が激しく低下する場面をよく見ますから( ;´Д`)
 
そんな自分のことも、しっかり分析している憲剛。

自分に関して言えば、イライラの一番の原因は圧倒的に自分のプレーだ。去年は特にケガをしてから、その影響で自分の思った通りの動き、プレーが出来ずに自分をコントロールできないこともあって、チームに迷惑をかけた。

自覚あるんだ・・。

試合中にイライラしないことは、いまだに僕が抱えている課題でもある。今年はなんとしても克服しないといけない。

2015シーズン始まって1ヶ月で既に・・いや。
 
あと、先輩で親友の伊藤宏樹の話がこの章に。
ここに書くとは、どれだけ心の支えになってるのか(;・∀・)

第6章:オフ・ザ・ピッチの心得

ここも、子供の頃に教えておきたい基本的で大事な話。
関塚隆 元監督(現千葉監督)から教わった「睡眠と食事と練習をちゃんとやること」の話もあります。

挫折、失敗、遠回りしても大丈夫

個人的に書いておきたいのがこれ。
 
憲剛は1章で、中学時代に半年間サッカーを辞めていたことを告白。
これ自体は他でも耳にしましたが。
以下のその半年間のエピソード、私には初耳でした。

プログラミング研究会というのに在籍していたのだけど、放課後になると、カーテンを閉め切った暗室のパソコン部屋で、友達がプログラミング言語を打つのを隣でじっとみていた。もちろん楽しくないし、「いったい俺はここで何をやっているんだろう」とモヤモヤしながら過ごしていた。

これも青春・・かな( ;´Д`)
下手したら、ここでプログラマー中村憲剛が誕生してたかも・・。

ゴールデンエイジと言われる年代に、半年間サッカーをせずに、人がプログラミングをしているのを見て過ごしたプロのサッカー選手なんてまずいないと思っている(苦笑)。

確かに聞いたこと無い( ;´Д`)
プロになる選手は、ずっとサッカー一筋で、常にエリートで、挫折してもすぐ立ち直って・・という強いイメージがありましたが。憲剛は挫折を経験し、それを乗り越えて、プロに、日本代表に、なれたのですね。
 
このことに救われる、勇気づけられる子供がいれば、憲剛も嬉しいでしょうね。
 
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