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[マンガ]GIANT KILLING 35巻[ツジトモ]「達海がHTに仕掛けたメンタルコントロール「外発的動機づけ」」

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モーニングで人気連載中のサッカーマンガ「ジャイアントキリング」35巻の感想です。
 
※ネタバレ注意!
 
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GIANT KILLING(35) (モーニング KC)
 
舌打ちしてそうな表情の主人公、ETU達海監督と、後方でほくそ笑む大阪ガンナーズダルファー監督がメインの表紙。

前巻の内容をざっくり振り返る


・サッカー番組「フットット」による、ジャパンリーグ第25節ダイジェスト。
・第25節 ホーム 名古屋グランパレス 戦の後日談 
・第26節 大阪ガンナーズ 戦に向けたトレーニング
・第26節 アウェイ 大阪ガンナーズ 戦 前半まで
 ETUが先制、優勢なままハーフタイムへ。今巻へ続く。
 
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今巻の感想

収録内容

第26節 大阪ガンナーズ 戦 ハーフタイムから終盤まで。

試合展開

・後半早々、好調だったETUのガブリエル、ハムストリングを傷めて負傷交代
・ETU、ガブリエル→世良。
 
・このアクシデントの対処で一瞬混乱したETU。その隙に流れを自分に引き寄せたガンナーズ。
・後半15分、FWハウアー、ダッシュからストップしてDF亀井から一瞬フリーに、そこに片山からグラウンダーのパス。
 ハウアートラップ、意表をついてペナ付近からミドルシュート!GK湯沢弾くも、畑が詰めていて決められた・・。

大阪 1-1 ETU
 
ETU、熊田→清川。攻撃的な清川で左サイドを押し返す狙い。
・それでもガンナーズに押し込まれるETU。
 
・後半25分、ETU3枚目の交代。殿山→ジーノ。残り20分あるのに、まだ同点なのに、攻撃的なカードを切る大胆な采配。
 椿をボランチに回して窪田対策、ジーノはトップ下へ。
・これを周囲は焦りとみるが・・流れはETUへ
 椿は窪田にくらいついて止め、亀井はハウアー相手に再び競り勝てるようになり、前に出てきた志村村越がハードマーク、左サイドの片山は清川が防ぐ。
・終盤の劣勢にも屈しないETU。これはハーフタイムに達海が仕込んだ策のおかげ(後述)。

・終盤、ETUカウンター、ジーノから右サイドの夏木へ、夏木クロスはDFリマのファウルギリギリスライディングで止められるが、セカンドボールにボランチ椿が上がってきて持ち込み、強烈なミドルが決まる!
大阪 1-2 ETU
 
・スタジアムが絶叫と歓喜に包まれる中、次巻へ。

雑感

・一時期CBに追いやられてた不遇の過去を語る回想シーンと、本巻の巻頭にハウアー変身セットまで用意したのに、今回も不憫なガンナーズFWハウアー
 ゴールを決められない上、試合中苛立った片山にグーで背中を殴られる始末。

ダルファー
日本の・・
大阪の人達はとても暖かい・・
 
ハウアー
最後の一言は・・
完全に嘘だったが・・

 がんばれダルファー、まだ昔の髪型の方がよかったぞ!
 
世良からのクロスに夏木ボレー、これを顔面ブロックしたリマ志村が一言。

志村
ありがとうリマ
キミの勇姿は永遠に忘れない
さあ
みんなでリマの弔い合戦だ

 いや、死んでないからね。

畑「お リマ 生きとったんかい」
片山「さっすが不死身やなー」

 お前らもな。
 
松っちゃん、今回もタッツミーの引き立て役に。これがこの人の仕事。
ブラン日本代表監督は相変わらず余計な一言を連発。ハリルホジッチ監督の真面目さと勤勉さを見習え。
・都合の悪いことはバッサリ切り捨てる、黒田のメンタリティは日本人離れ。

両チームの対照的なハーフタイム

達海:「外発的動機づけ」

見せ場の1つ。
 
前半、非常に良い内容のETU1。
ここで達海監督は、選手の功名心を煽る方法をとりました。

達海
ここを取れば
間違いなくお前らのフットボーラーとしての人生が変わるぞ
 
一度は
こんなもんかと思ったお前らの選手生活が・・
希望に満ちたもんに生まれ変わるんだ
 
そのための45分だ
 
お前ら自身の未来を変えるため
死に物狂いでチャレンジしてこい

これは、「メンタルトレーニング」「メンタルコントロール」の分野では、外発的なモチベーションの上げ方に該当します。
 
「やる気スイッチ」を入れる2種類のモチベーション [ストレス] All About

もう一つは「外発的動機づけ」。これは、お金や評価、地位、名声、叱責など、外発的な誘因によってやる気を出すことです。「おこづかいアップのためにテストを頑張ろう」「同期で一番の出世頭と言われるためにバリバリ働こう」「いい大学に入って、みんなをあっと言わせてやろう」。こういった、外からの刺激によってやる気を上げるモチベーションを意味します。

人間が本来持つ欲望に訴えるため、短期的に効果が出やすいメリットがある一方。
結果が出ないと辛くなるデメリットがあります。
 
最近の風潮では、「外発的動機づけ」と反対の内発的動機づけ(目標を達成する喜び、向上心、自信の強化、知的好奇心の満足など、内発する誘因によってやる気を出す)の方が推奨される風潮がありますが・・詳しくはリンク先をどうぞ。
 
今回、達海が外発的動機づけを使ったのは、理由がありそうです。
・サッカーのハーフタイムは15分と短い。
 短時間で効果を出せるのは外発的動機づけの方。
・試合中で選手の気持ちが高ぶっているので、気持ちを焚き付ける熱い言葉が効きやすい。
・「あの達海がここまで言うなら、本当に出来るのでは?」と勇気を持てる
 
実際、サッカーの試合前やハーフタイムでは、監督は選手の気持ちを高めるための外発的動機づけ的アプローチを取る場合が多いそうです。
 
これが功を奏したETU。
元々、代表や成功と縁がない選手達。
得点王、A代表、U-22代表・・それぞれが輝かしい未来を手の届く範囲に感じ。
後半、劣勢の時間帯でも、ETUは勇気と未来への希望を持って、戦い続けることができました。

ダルファー:いつも通り

一方、ガンナーズのダルファー監督。
熱い激をとばしたものの、特に選手は昂揚した様子も無く、いつも通り
元々成熟したクラブとマイペースな選手達であり、結果的にこうなった・・とはいえ、これはこれでよいと思います。
 
「そんなにピンチではない」「まだ慌てる時間帯じゃない」「いつも通りのプレーをすればよい」と選手は感じ、いつも通りのパフォーマンスを発揮できるからです。
 
選手が本来持つ実力をそのまま発揮させることも、重要なメンタルコントロールの一つ。間違っていません。
 
実際、一度は同点に追いついてますからね。
成熟したチームは、あまり余計なことはせず、選手に任せた方がうまくいくようですね。
本物のガンバ大阪みたいだな。
 
あとは、結果がどうなるかで、両監督の評価が真逆に分かれます。
今巻では、ETUの方がより効果が出ましたが、さて?
 
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