読書

[マンガ]ベイビーステップ 35巻 [勝木 光] 「タクマ先輩、最高の241キロサービスエース!それでも安心させない、エーちゃん1歩のプレッシャー!」

更新日:

※ネタバレ注意!
 
2015/5/15発売。
本格的テニス漫画「ベイビーステップ」35巻の感想です。

http://www9.nhk.or.jp/anime/babysteps/

NHKアニメワールド ベイビーステップ

アニメ第二期、2015/4/5(日) 17:30から放送中!
  
広告


 

本はこちら


ベイビーステップ(35) (講談社コミックス)
 
エーちゃん(丸尾栄一郎)のサーブシーンが表紙。

・著者曰く34巻の表紙と対になるようにしてみました。ちょっとやってみたかったんです。」

・35巻の帯は、テニス以外でも大人気、松岡修造!

「この漫画で人生を変えろ!!

 話が大きすぎる(;・∀・)
 
広告

前巻のあらすじ

・1巻まるごと、全日本テニス選手権大会 本戦 2回戦のタクマ先輩(江川逞)との闘い。
 第1セットと、第2セット序盤まで。
 
・経験とデータをフル活用するエーちゃんだが、タクマ先輩の優勢で試合が進む。
 ・サーブ最速は232km
 ・得意のドロップの他、ストローク強化、「片手バックでジャックナイフ」
 ・池くん対策「後ろからのストローク」「忍耐」「遅い球を狙い撃ち」で長期戦に持ち込み、エーちゃんのミスを誘う戦法も使う。
 
打つ手があるのか・・?と不安になる展開で今巻へ。

今巻の感想

概要

・今巻も全日本テニス選手権大会 本戦 2回戦 タクマ先輩(江川逞)との試合で1巻丸々。
セカンドセット序盤〜終盤まで。
・STC三浦コーチとタクマ先輩の昔話・師弟愛、エーちゃん崖っぷち、エーちゃん理想のテニス、そして最初になっちゃんに教わった言葉・・
 間違いなくストーリーのクライマックス。
・巻末に番外編(後述)。

全日本テニス選手権大会 本戦 2回戦(タクマ先輩)

強すぎるタクマ先輩

まだ底を見せてなかったタクマ先輩!
 
・バック側にあげたロブを、テイクバックしてスマッシュ並みのバックのハイボレーを叩き込む。
・エーちゃんのボディ狙いのサーブをいきなりドロップ
・セカンドサーブで221キロ
・ファーストサーブでついに241キロ
 エーちゃん、動けず。
 34巻では232キロだったのに・・。

https://hotshot.jp/enjoy/8932

【動画】時速263キロ!世界最速サーバー・グロスの超攻撃テニスを観る! | テニスのニュース、動画、速報ならHOT SHOT

 なお、この記事を書いている2015年5月現在、世界最速記録は263キロ(サム・グロス)
 (ビッグサーバーではないですが比較として)日本の錦織圭200キロくらいだとか。
・サーブがうまく行かない時のため、今までより回転が強くて外へ逃げるスライスサーブ。

タクマ先輩を救えなかった三浦コーチ

タクマ先輩が236キロのサーブを出した時。
三浦コーチが昔のことを思い出す。
 
小さい頃から、恵まれた身体とボールセンスをもっており、日本を代表する選手になると期待されたタクマ先輩。
しかし、かつて池くんに敗れたタクマ先輩は、上を目指すことを一時期諦めてました。

三浦コーチ
上を目指すのをやめてしまった子には
ほとんど何もしてやれないことが多い・・
それもわかった上で
できることはしたつもりだったが・・
無力だった・・

救えなかったことを、ずっと気に病んでた模様。

諦めてしまいたい気持ちは痛いほどわかる
私はここに来るほとんどの子が諦めていくのを見てきた
判断と選択は早い方がいい
・・ここはそういう世界だ

指導者は、練習を教えるだけではなく、選手に引導を渡す役割も必要なのですね。
辛い仕事だ。。

そして才能がある子ほど判断に苦しむ・・
だからこそまだ本気で諦めきれていないタクマを・・
何とかしてやりたかった・・

ここまでタクマ先輩を思っていたとは!
 
そして、3巻で、エーちゃんと試合をさせたときのことを思い出し。

ありがとう丸尾くん・・
今のタクマがあるのは・・
きっと君のおかげだ

239キロ、そして自己最速・自己最高の241キロのサーブを決めたタクマ先輩をみて。
涙ぐむ三浦コーチ。
教え子がついにワールドクラスへ成長した瞬間。
指導者として最高に嬉しい瞬間でしょうね(´;∀;`)

サーブの調子には波がある

サービスエースをガンガン決め、ついに240キロ超えのサーブを決めたタクマ先輩。
素人の私は「これはもう楽勝だな。サーブは自分のペースで打てるから、崩れることはないし。あとは安全に無理せず決めるだけじゃん」と思うのですが。
実際、諭吉くんも作中で同じことを言ってますが。
 
そんな簡単な話ではないようで。
タクマ先輩が苦しんでいる描写が多数。
 
241キロサービスエースをピークに、タクマ先輩は、徐々にサーブが決まらなくなっていきます。

タクマ先輩
さっき最速を出した時の感覚を求めちまってる
・・余計なことは考えるな

いいプレーが、その後にいつも良い結果をもたらすわけではない?

勝つには、さっきの240キロより第1サーブの確率が100%だったことを意識しろ・・

速いサーブより、決まるサーブが必要。

どうしたってサーブの調子には波ができる・・
サーブを武器にする以上 これは避けらんねぇ・・
大事なのは
いつもの自分を見失わず
大きく崩れないうちに短時間で修正すること・・

サーブ&ボレーヤーってのは・・
ボレーを優位にするサーブがあればいい・・

一度の成功で浮かれてはいけないのですね。
ここまで神経質にならないといけないのか、サーブって。
 
その後。
サーブは落ち着き始めて威力は落ちたものの、崩れるところまではいかず。

三浦コーチ
あそこまで調子が上がると
身体はどうしてもそれを取り戻そうとしてしまうもの・・
さすがにサーブ&ボレーを生業にしてるだけあって落ち着いた対応だった

調子が良いからといって、それを求めすぎてはダメなんですね。。
難しい。
 
終盤。
エーちゃんを追い詰めてるのに、サーブが決まらなくなったタクマ先輩。

青井コーチ
丸尾は第1セットの頭から タクマのサーブを返せはしなかったが反応して触り続けた
それは「少しでも甘くなったら返す」と重圧をかけ続けたってことだ
 
さっきのタクマの最速サーブもその重圧(プレッシャー)の影響があったと言える
おそらく重圧と調子の良さが いいバランスでタクマを動かしたんだろう
そしてサーブは絶好調のピークを過ぎた・・
そこに丸尾がさらに強く重圧をかけ続ける
・・こう考えればキープすれば勝ちとはいえ
安全にいける状況ではないだろう

少しでも甘くなったら返される・・
しかしサーブはピークをすぎた・・
だから安全にいくとやられる・・
 
マッチポイントを迎えたのに、

タクマ先輩
肝心な時に
力が抜けたり
入り過ぎたり・・
つくづくツメが甘い・・

内心、穏やかならず。

タクマ先輩
サーブとボレーは他のショットより破壊力がある
威力があれば安定しにくいのは当たり前・・

決まらないことを悔やむより、決まらないのが当たり前と必死に自分を落ち着かせてます。
 
テニスは、ここまでメンタルが影響するスポーツなんですね。

土壇場で開き直ったエーちゃん

一方、エーちゃんはもっと苦しい。
 
第1セットをとられ、第2セットはブレイクされ。
「もう何も打つ手がない・・」「できることは・・全部やってる」と絶望を感じ、ノートを書く手が止まる。
 
あと2ゲームで、テニス人生が終わる。
 
そう思った瞬間。
鼓動が速くなり、手が震え、汗がにじみ。
思わずスタンドの観客の中から青井コーチなっちゃんを探す、すがりつく無意識の行動(青井コーチ曰く、試合で初めての行動らしい。)。
 
弱気になり、心が折れかかるエーちゃん。
ここで崩れてしまうのか?
 

エーちゃん
ここからは策で何とかなる領域じゃないんだ

空を見上げ、今まで悔いなくやってきて、頑張ってきたことを思い出し。

・・そう考えたら・・
もし ここが俺の挑戦の最後になるなら
ここまでこれだけやってきて
最後の最後であきらめるなんて・・
もったいなさすぎるよな!!

開き直ることができました。
 
苦しいときに自分を支えてくれるのは「練習」「ここまで悔いなくやってきたか」
未来を切り開くのは「気持ちの切り替え」!

チャンス到来、プレッシャーが効いた!

対策、データ、読み、開き直り。
 
粘り強く戦ってきたエーちゃんに、チャンス到来。
タクマ先輩、ファーストサーブのスピードが落ち、セカンドサーブだけでなくファーストサーブも入れに来たことに気づいた!
 
34巻からかけ始めた、

「先手を打ち続ける」「コースを読む」「サーブのインパクトまでに3歩前進してリターン」「コースをつく」「粘る」などで、タクマ先輩にプレッシャーをかけ続け、ミスを誘うようにしました。

小さなプレッシャーの積み重ねが、ついに効いてきた!
 
それに気づいたエーちゃんは。
「山なりスピンを逆クロスに深く」「クロスのサイドギリギリにフォアのスライス」「鋭角(アングル)に浅いスピンで前へ」
と丁寧なコントロールテニスや、
「1/64」→「1/81」とここぞ!のタイミングでリスクをあげてコースをついたり、
タクマ先輩の性格とデータからコースを読んだり。

エーちゃん
全ての球を取って
それをコントロールできれば・・
理論的には負けない!

2巻で掲げた、自分の目指す理想のテニスを展開!
なんとか第2セットをキープ、5-3!

最後の博打、リターンの位置を1歩修正

観客にもエーちゃんのテニスが認められ始めたところで。
 
第2セット、ブレイクできなければ終わり、の崖っぷちに。
 
エーちゃん、最後の策は。
リターンの位置を、データを元に、確率が高いコースに1歩移動。
青井コーチの目には「リスクが高い割に即効性はないが、他に策がないんだろう」と消極的賛成・・。
 
タクマ先輩は、エーちゃんのことより、サーブの修正の方に集中。
それでも、前述のように、エーちゃんがかけ続けるプレッシャーとサーブのピークがすぎたことで、エーちゃんはしぶとく食らいつく。
 
マッチポイントを迎えても。
エーちゃんは1歩移動してプレッシャーをかけ続け、あとは自分を信じる。 
 
二度しのいだ次。
スライスのサーブを読み、捨て身でクロス、あとは運だのみ!
この賭けが成功、アドバンテージ!

無意識で思い出したなっちゃんの言葉

ここで急に。
また汗が吹き出て、手が震え、鼓動が早まるエーちゃん。

エーちゃん
負けを覚悟したつもりが できなくなったんだ
俺は絶対負けたくないって・・

過去の経験と知識では、サーブ間の20秒で気持ちを落ち着けられない!
タクマ先輩は切り替え済み!
 
仕方なく、できるところまでメンタルコントロール、あとはリターンに集中。
そこで無意識のうちに思い出した言葉は。

なっちゃん
エーちゃん!
ボールは敵じゃないよっ
追い返すんじゃなくって
むかえてあげなきゃ!!

1巻のなっちゃんのセリフ!
 
230キロのサーブをリターンエース!
崖っぷちでブレイク!
ついにタクマ先輩のサーブを破った!
しばらく放心状態のエーちゃん!
 
第2ゲーム、5-4!
試合はまだ終わらない!
 
次巻へ!
 
しかし、無意識で昔のセリフを思い出すシーンは。
スラムダンク「バスケットは好きですか?」を思い出した・・。
 
広告

今巻のなっちゃん

今巻は試合がメインで、表紙と最後のコマの登場のみ。
最後の最後で、エーちゃんを助けたんだから、よしとしましょう。
  
なっちゃんは、これから二人の試合を観戦する模様。
恋愛で振り回された二人にとって、メンタルに影響がありそう(;・∀・)

今巻のマーシャ

巻末の番外編に登場。単行本オリジナル。
アメリカ短期留学マーシャ(13歳)が主人公。
 エーちゃん帰国直前、彼女がいても諦めない宣言(10巻。当ブログの感想には書いてなかった。。)してたが、ついに勇気を出して実行、日本のエーちゃんに国際電話!
・それを物陰から見張る、相変わらずシスコンのアレックスに、巻き込まれた平敦史
・いざ電話すると、結局マーシャはタカビーになってしまい、地元の大会で優勝したとか、頑張れとか、世間話しに。。
 しかし、エーちゃんの英語力が向上してない話から、たまに電話して英会話力をチェックするという口実をゲット!
・電話後、ガッツポーズ!

アレックス
あああ・・試合中でもそんなガッツポーズしないだろ・・!

・マーシャぐらい美人が本気でアピールすればマルオは落ちる・・と、得意のネガティブモードになったアレックス。
 なぜかアレックスもエーちゃんに電話する気に。
 電話の直前平に日本語を教わった言葉を伝えたが、平がテキトーに思い浮かんだ言葉だったので、意味が伝わらず。
 こうやって日本語が勘違いされるのか・・
 
・最後にクリシュナピートも顔を見せて終了。
 エーちゃんはよい仲間に恵まれましたね。

その他の巻の感想

 ※( ・∀・)つ[マンガ]祝アニメ化!ベイビーステップ 1巻 (勝木 光) 「全巻感想始めます!」
全巻の感想に着手中。先は長い・・。


 
( ・∀・)つ最後にブログ村とSNSのボタンをクリックしていただけると、ちゃさん感激!
 
にほんブログ村 その他日記ブログ 草食系男子日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村 にほんブログ村

広告

広告

-読書
-, ,

Copyright© とかいな暮らし 〜都会生活ときどき田舎〜 , 2017 AllRights Reserved.