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[マンガ]ベイビーステップ 17巻 [勝木 光] 「持てる力を最大限に出せる「ゾーン」とは?反則ギリギリ、アンフェアプレー連発の高木くん。」

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※ネタバレ注意!
 
本格的テニス漫画「ベイビーステップ」17巻の感想です。


アニメでは8/2以降が該当するはず。

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左が単行本、右がKindle版。
 
打った直後のエーちゃん(丸尾栄一郎)が表紙。

前巻のあらすじ

・関東ジュニア大会編。一巻まるごと二回戦(井出くん) 編の序盤から終盤まで。
・井出くんの強さ「積極性」「勘の良さ」「勝負強さ」「応援パワー」が明らかに!
・エーちゃん、ぶっつけ本番で「プレッシャーに打ち勝つ方法」を模索!
 
詳しい感想はこちら

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今巻の感想

概要

今回も1冊関東ジュニア大会編。
・二回戦 井出くんとの試合、終盤〜決着まで。
・三回戦 小野くん 決着まで。
・四回戦 高木くん 第1セットまで。

・メンタルの天才、井出くんに対抗するために、プレッシャー対策を試行錯誤するエーちゃん。
 その努力が実り、「ゾーン」という最高のパフォーマンスを発揮できるメンタルに突入したエーちゃん。
 全日本ジュニア出場を決めた!
・四回戦は曲者高木くん。
 あらゆる卑怯なプレーで、エーちゃんのリズムを崩しにかかります。
 今までと全く異なる対戦相手に大苦戦するエーちゃん。
 
・巻末マンガは、試合から電車で帰る途中の佐々木さん影山
 エーちゃんに彼女できた悲しみを乗り越えるため、半泣きでテンションあげて無理してる可愛い佐々木さんを見て、影山は理性と本能とが戦い始めるも、あっさり本能が勝って頭ナデナデ。
・一方エーちゃんは、本能より理性が勝って、なっちゃんの手を握れなかった。合掌。

関東ジュニア大会概要

・7月下旬開催。なお全日本ジュニアは8月半ばから。
・会場は千葉。
・一都七県を勝ち抜いた関東の強豪64名によるトーナメント。
64名中16名が全日本ジュニアへの出場権を得る。
 つまり2回勝てばよい。
 
「全日本ジュニアで優勝できなかったらプロをあきらめる」宣言をしているエーちゃん。
 二回戦の井出くんに負ければ全日本ジュニアに行けず、その時点でプロテニス人生が夢と消える!
 
・三回戦以降は、勝てば勝つほど全日本ジュニアでシードの順位が上がり、試合数や対戦相手で有利になる仕組み。
 負けても次はあるが、全日本ジュニアで優勝を狙うエーちゃんは、是非とも優勝を狙いたいところ。

二回戦(井出くん)

試合展開

16巻の続き、第3セット(ファイナルセット)がタイブレーク(相手にから2ポイント先取で勝利)となり、0-30と崖っぷちになった所から。

・エーちゃんは0-30から挽回。サーブゲームをキープした! 
・タイブレークなので、先ほどサーブキープしたエーちゃんは、次をとれば勝利。
 当然井出くんは全力で止めに来る。
・ここから試合は激しく。
・井出くんにドロップで前に出されて崩された後に、後方へロブを打たれたエーちゃん。
 普通に打っては間に合わない・・、とっさに8巻で練習したまた抜きショットでお返し!コート外が湧く!

青井コーチ
ロブなんかで頭の上を抜かれたけどギリギリ追いつける
でも振り返って打ってる余裕がない
そんな時は無理に振り返るより
股を抜いた方が威力も出るし
コースも読まれにくいし
コントロールもしやすいんだ

 当時の青井コーチの言葉がどんぴしゃり!
・井出くん、直後に連続してドロップ、これが決まる!
・エーちゃん、重さも内容も随時変化するプレッシャーと、プレーの合間毎に戦う。
 
・154話は、40-30となり、エーちゃんがあと一つとれば勝てる状況の話。
 ここでこの漫画は、台詞なし、擬音なし、エーちゃんと井出くんのプレーシーンだけを描く!
 これがスポーツ漫画の醍醐味!
・エーちゃん、井出くんの強烈なリターンを、ネット際で飛びついて返す!
 7-5で第3セットをとった!
 
・トータル6-2、3-6、7-5でエーちゃん勝利!
エーちゃん、全日本ジュニア参加決定!
 同時に、この大会で今後負けても、まだエーちゃんはプロ入り目指してテニスができる!

試合後

井出くん
あ〜〜〜
くっそ〜〜〜っ
…でもまあ
最っ高の試合だったから
しゃーないか

試合後、笑顔で握手。そして勝者のエーちゃんの腕を高く上げさせる。最後まで爽やか。

エーちゃん
これからあと何回・・
こんな大歓声聞けるんだろう

プロ並みの注目度が高かった試合に勝った余韻に浸る。
 
そして井出くんは怪我した子供の元へ。
井出くんの敗戦に涙目の子供。
「足が治ったら俺があいつを倒す!」とテニス始めると決意!
井出くんは喜んで「俺のライバルになるってことだ、その時は覚悟しろよ!」とかっこいいハッパをかける!
 
子供と別れたあと。
井出くんは全国行きを逃したから、エーちゃんにリベンジするために「俺 今年中に海外行くよ」と決意!
なお行き先はアメリカかヨーロッパ。行けばなんとかなる。とノープラン( ;´Д`)
 
一連の行動をみる限り、やはり井出くんは少年マンガの主人公っぽいですね。
 
エーちゃんも、応援してくれた皆と喜びを分かち合う。
なっちゃん(高崎奈津)、諭吉くん(エーちゃんラブラブへの嫉妬パワーで)も勝利、三人が全日本ジュニア行き!

緊張が解け、急に手が震えてきたエーちゃん。
その手を人前でぎゅっと握って

なっちゃん
大丈夫だよ
ね?
止まったでしょ

影山
(すげえ・・
躊躇なく手握った・・)

さすが嫁。

これを見た佐々木さんに追い打ち。無理した笑顔が(´;ω;`)
 
ちなみに夜。
エーちゃんはなっちゃんに完璧なヒーローインタビューを披露。
エーちゃん、ふと手を握ろうという衝動にかられるも、本能と理性が戦い、かろうじて理性が勝つ。
そしたら、なっちゃんが「エイッエイッ オー!!」と手を重ねて気合い入れ!
結果的に手を握れてオーライ。
今後、こんなラブラブシーンが随所に出てきます。

人間の持つ力を最大限に出せる「ゾーン」

井出くんとの試合後。
青井コーチと、最後の何ポイントかはすごかった・・という話から、試合時の様子を振り返るエーちゃん。

エーちゃん
相手と球とコートだけはすごくよく見えてるんですけど
それ以外はほとんど見えないっていうか
音も聞こえないくらい集中してた感じです

青井コーチ
「ゾーン」に入ってたってことなのかな

メンタルトレーニングの話に。

青井コーチ
人間は全力を出したつもりでも
能力の30%しか使っていないと言われてるんだ
ゾーンてのは
そのリミッターを外した状態とでも言えばいいのかな

 
車に轢かれそうになった人が「スローモーションのように見えたから助かった」という話をすることがよくあるんだが
これも危機に瀕した人がゾーンに入ることで能力を最大限に引き出した結果だと言われているんだ

人間は全力を出せないようになっている・・よく漫画で出てくる話ですね。
 
調べてみると、単に持っている力の全てが出せるだけではないようです。
ゾーン体験(ZONE)とは? | ゾーン体験メンタルトレーニング

この「ゾーン」体験は、選手の持っている力を最大限に引き出してくれますが、それだけでなく、この体験は選手にとって、スポーツの喜びと生きる喜びが一つになる、とても幸福な体験でもあります。
その幸福感、充実感は、結果以上に、「スポーツは素晴らしい!」、「もっともっと続けたい」と思えるモチベーションとなります。

あの体験をもう一度!とやる気が出るのですね。
 
そして、えーちゃんがハッとしたのは次。

青井コーチ
スポーツ界では超一流と言われるレベルになるとそういう状態を自ら作り出せる選手もいると聞く

以前、アレックス荒谷くん(二度目)との対戦時、突然理性と本能のバランスがよくなり、すごくいいプレーができた・・と自分を振り返る。
 
青井コーチは、井出くんは自然とゾーンに入れる人間と見てます。
メンタルが強い、プレッシャーに強い選手の正体とは、意識せずに自分の力で「ゾーン」に入れる選手、なのですね。
 
以後、エーちゃんは、「ゾーン」に入る方法を模索していきます。
また課題が増えた・・。
 
・・個人的には、青井コーチが「プレッシャーを消す方法」は何が正解だったのかを語ってくれなかったのが残念。
 
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三回戦(小野くん)

大会三日目。
ここからの対戦相手は全て、全日本ジュニア出場を決めた強豪揃い。

対戦相手は小野カズマ
・千葉大会ベスト4の第11シード。
・リスクが高いフラット系なのに、ミスが少なくてストロークで押してくるタイプ。
・守備力が高い。
・髪型は短くツンツンに立ててます。
 
この試合、ある変化が。
エーちゃんを見に来た観客が増えています。
井出くんとの激闘を制した効果ですね。
 
最初は照れたエーちゃんでしたが。
井出くんとの試合でプレッシャーの対処を覚えていたので、すぐ平常心を取り戻す!
 
そしたら8ページで試合終了( ;´Д`)
6-3、6-3でエーちゃん圧勝!
無事四回戦へ。

四回戦(高木くん)

四回戦の相手は高木朔夜

実力者なのに反則ギリギリプレー連発

・第4シード。
難波江くんと同じクラブ。
・クラブ内の非公式試合で、なんと難波江くんに勝ったことがあるとか!

・基本に忠実で死角の少ないオールラウンダー。
・持久力が高く、本人も自信あり。
・問題は態度とプレー中の行動
 正確無比なショットの中にマナーに反する行為や変則プレーを随所に入れ込んでくる
 ・大会三日目に難波江くんから紹介されたときの反応。

高木くん
丸尾って・・ああ・・
・・で?

  無表情で無愛想( ;´Д`)
 ・負けず嫌い。
 ・態度悪い。
 ・茶髪、左眼の下にホクロ、目つきがキツイ。
 ・諭吉くん曰く「本当にイヤなやつ」(後述)。
 
リードしてるとアンダーサーブやドロップなどトリッキーに攻めてくることがある
 それらのショット、質が高い上に、顔色ひとつ変えずに打ってくる。
 技術も精神も相当鍛えられてる。
 諭吉くんとこの大会の三回戦で対戦し、6-3、6-2で負けた
 その第1セット、4-2でリードしてるのにアンダーサーブ打ってきた。諭吉くんは「勝ってるのに意味なんかないのに」「もてあそびやがった」と激怒。
 最終的には完全に自力で負けた諭吉くん。
 序盤に揺さぶって相手のリズムを崩して優位に立ち、後は全力で叩き潰すプレースタイルの模様。

嫌がらせプレーの数々

今巻で試合中に高木くんが行ったアンフェアなプレーを列挙します。
 
・練習時間から思いっきり打ってくる。決まると叫ぶ
・試合中、エーちゃんをジロジロみたり、ギロッと睨む
・エーちゃん、きちんとコールかけて靴紐結んでるのに、わざとサーブ打ってきた。
・エーちゃんが後ろ向いてる頭めがけてボールを返球
 頭に当たったエーちゃん、怒鳴る。審判も注意。
・サーブ時に25秒目一杯使う。遅い!と苛立つエーちゃん。
・エーちゃんがサーブを打つ直前に構えをやめる。決まったサーブは無効。
・エーちゃんのブレイクチャンス時、脚に違和感が…とメディカルタイムアウト(怪我一箇所につき3分間だけ処置を取れる)を取る。さっきまで普通にプレーしてて、その後も普通にプレーしてる。
 これにより、エーちゃんに傾いてた流れが止まった。
・エーちゃんのスイング時、足で地面を蹴って大きな音をたてる。
 エーちゃんは前に出てきたと思ってリターンをミス。
・ボディ二連発、顔面を狙う。
 
・・テニスって紳士のスポーツではないのか?( ;´Д`)
 
ルール違反ギリギリなので、審判からお咎めなし。
観客がざわめくが、高木くんは涼しい顔。

まんまと術中にハマるエーちゃん

そんな高木くんの汚いプレーに。

エーちゃん
どうしてこんなことするんだ?
どうしてこんな人が難波江くんの友達なのか?

エーちゃんは試合に集中できません。

エーちゃん
何より「勝ちたい」って気迫が嫌ってほど伝わってくる
 
でも…だからって何してもいいのか?

もともと素直でいい子だから、汚いプレーを許せないのも相性が悪かった。
 
ついには、

エーちゃん
なんかここまでくると もういっそ…スゴイ…

試合中なのに高木くんに感心してしまう・・。

これは、井出くんとの試合で経験&対策が打てた「プレッシャー」とは種類が違うようです。
プレッシャーではなく自制心の戦いであり、プレッシャー対策は効果薄だとか。
 
心が乱され、プレー精度が落ち、苦戦が続きます。

高木くんはこうやって難波江くんに勝った

こんな高木くん。
どうやって難波江くんに勝ったのか?
その回想シーンが描かれました。
 
高木くんは、同じテニスクラブ所属以外にも、難波江くんと同じ学校のクラスメート。
常に自分の先をいく難波江くんに、劣等感とライバル心を抱いていた模様。
打倒難波江くんのため、同じメニューを難波江くん以上にこなしたり、自主練したり。
それでも勝てなかった。
 
ある日、非公式の試合を夜中12時過ぎまで続けた二人。
難波江くんは止めようとするが、高木くんは「負けるのが嫌なのか?」と試合を続行。

難波江くん
さっきから反則ギリギリのプレーばっかりだし
何のつもりなんだよ
そうまでして勝ちたいのか?

さすがに難波江くんもイラつく。

高木くん
エラそうなこと言ってんじゃねえ!
(そうだよ)
(ダサかろうがカッコ悪かろうが一度でいいから勝ちてえよ
反省すんのは勝ってからでいい
一度勝たなきゃ俺は これ以上前へ進めねえんだよ)
やるからには真剣にやってくれよ

高木くんは、いつからか、テニスをやる理由が「難波江くんに勝つこと」になったようですね。
 
この非公式なエンドレスの試合。
高木くんは得意の持久戦に持ち込み、ついには朝の5時までワンセットマッチを続け、ついに一勝!

子供か!意地張りすぎだ!( ;´Д`)

・・というか、数時間ぶっ続けで徹夜した結果、やっと一勝なんて・・難波江くんが強すぎる。

試合展開

第1セットは拮抗。
 
エーちゃんはブレイクチャンスが来ても、あらゆる手で流れを止められます。 
試行錯誤した結果、ついに気持ちが固まります。
高木くんが「ゲーム外」の手札の数なら、エーちゃんは「ゲーム内」の手札の数、つまりチェンジオブペースで対抗すると決断。

結局6-6になったので、第1セットからタイブレークに。

ここで高木くんは、ドロップからボディ狙い二連発。
鋭い打球がえーちゃんの顔面を襲った!
 
・・ここで次巻へ。

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