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[感想]トモにブラジルへ[Smile for Nippon(能田達規、中村慎太郎 寄稿)]「あの惨敗したブラジルW杯は、無駄ではなかった」

投稿日:

発行日は2015/6/11。
私が入手したのは10月中頃。


自費出版本「トモにブラジルへ」の感想です。

本はこちらから

http://smile4nippon.com/?p=499

トモにブラジルへ本、刊行! | Smile for Nippon

自費出版し、1冊1000円(税込、送料200円)で発売します。
売上は書籍製作費に充てられます。
目安として1冊ご購入いただけると、
1冊を牡鹿半島の子ども達、石巻市近郊の学校図書へ贈呈します。(最大150冊)

自費出版本のため、

販売場所は、
①ちょんまげ隊主催イベントでの手売り。
②申込フォームへの入力、お振込み後に郵送(送料200円)

私は②で購入。


手書きのメッセージが付いていました!丁寧!

存在を知ったのは中村慎太郎さんのHP

2015/9/30日の記事より。

http://shintaro-hato.com/hatonosu/?p=2294

中学生4人をブラジルW杯に連れて行ったちょんまげがいると言ったな? あの話、本になったらしいぞ!! | はとのす

この本に興味をもった理由は、

自費出版なので、出版費用と在庫を抱える費用はすべてちょんまげのおじさん持ちである。全部売り切れて初めて借金がゼロになるという地獄のような出版計画に基づいて、無事出版されることになった。

稼ぐ気0の無謀な男気溢れるちょんまげ隊ツンさんを、サッカー好きとして支援したくなったこと、

1.マゲとブラジルとソーランと 能田達規先生の漫画作品

J2愛媛FCの熱烈サポとしてお馴染み、のーさんの漫画が読めること、

5.中村慎太郎が見た トモにブラジルへ

2014/6/11に

最初の本を発表して以来、16ヶ月ぶりに(有料で公式?の)著作が読めると知ったからです。
で、電子書籍のブラジル本と次の本はまだですか?
 
牡鹿半島のことについては、購入前は場所すらもわからない状態でした・・。

牡鹿半島はここ


宮城県。仙台から車で往復5時間以上かかるとか。

そうか、たれ耳ジャックで有名になった、猫島の田代島に近いのか!
ということは、東日本大震災の被害が酷かった地域か・・。

本の概要

・一冊まるごと「牡鹿半島の子をブラジルW杯に招待し隊プロジェクト」「トモにブラジルへ」プロジェクトの活動報告。
・牡鹿の中学生4人の作文・日記・手紙の他、能田達規さんと中村慎太郎さんの寄稿、新聞スクラップ、愛媛FC熱烈サポーター一平くんの「おたまチャリティーby牡鹿」、参加者のコメント、企画書などを掲載。
全ページカラー!自費出版なのに!売れ残ったら赤字なのに!無謀すぎる( ;´Д`)
・「ブラジル日記」によると、6/11(水)〜6/18(水)の8日間の直線移動距離は40000キロ超え!毎日のように飛行機移動!
 しかも中学生4人はこれが初海外旅行!
 案の定飛行機の中では眠れなかった模様だが・・好奇心と若さで元気に乗り切った模様。若さが羨ましい。


・能田達規さんの漫画でも、「ブラジル日記」でも、とにかくソーラン節を踊ってばかり
・中心人物ちょんまげ隊長ツンさん、ブラジルでも破天荒。
 日記では、

「ここで侍ソーランを踊ろうぜ!」
またツンさんが突然言い始めました。

 中村さんの寄稿文では、

この夜は非常に寝苦しかった。何故なら、同じ部屋で、夜通しコスチュームの甲冑を作っている人物がいたからだ。

 心強いけど、一生に行動すると大変そう・・。
・ホテルでサプライズ、三浦知良登場!
 以下、中村さんの寄稿文より。

三浦知良選手は、「トモにブラジルへ」の趣旨を聞き、特定のサポーター団体に肩入れすることは出来ないが、牡鹿半島の復興支援のためならば、ということで時間を取ってくれたのだ。

 ああカッコイイ!
・プロサッカークラブ「ジュベントス」で、元ベルマーレ平塚ベッチーニョが登場!子供とリフティング!
 子供達と会うためだけに飛行機に乗ってきてくれたとか!ああカッコイイ!
・一平くんの「おたまチャリティーby牡鹿」の写真の中に、


 福岡の盟主がいるんだが・・。大丈夫なんだろうか、この白全身タイツの人をこの本に載せて( ;´Д`)

ブラジルW杯は大失敗だと思っていた

皆さんご存知の通り。
2014年のブラジルW杯の日本は、1分2敗でグループ最下位で決勝トーナメントに進めず、惨敗に終わりました。
 
自信満々で挑んだ選手達は傷つき、
「自分達のサッカー」という言葉はネガティブな意味で日本に定着、
サプライズ枠のFW大久保嘉人はノーゴールなのにビッグマウスでスポーツ新聞の餌食、
サッカーメディア界は冷え切って不況で苦しみ、
代表人気はプチバブルが弾けてしまった。
 
ブラジルW杯は大失敗だった。無意味だった。思い出したくない。
 
この本を読むまで、私はそう思っていました。

コートジボワール戦でサッカーの醍醐味に気づいた子供達

子供達が観戦したのは日本ーコートジボワール戦の一試合のみ。
この試合は後半に逆転負けを喫した、この大会で一番ショックが大きかった試合。
さぞ子供達は落胆しただろう・・。
この本を読むまで、私はそう予想して読んでいました。
 
ところが。
 
「ブラジル日記」p44より引用すると、

 本田選手が前半に1点を決めた時には、舞い上がるような気持ちになり、まわり中知らない外国の人とまでハイタッチをして喜び合いました。ワールドカップはこういう瞬間が楽しいんだなと思いました。

サッカーの一番楽しい醍醐味に気付き、

 自然と大きな声で応援していて、大人からビックリされました。

自分も周りと一体となって声を出し、

 結果は負けてしまいましたが、「柿谷出すのもう少し早かったら勝てたのに」「本田さんマジカッコいい!」
私たちもサポーターの気持ちになって、帰るのがさびしくていつまでも写真を撮っていました。

サポーターとなっていた。
 
日本で私たちが敗戦で言葉を失っていた時、子供達はサッカーの醍醐味に気づいて、楽しんでいた。
 
そうか、多くの人が呆然としたあの大会で、子供達は得るものがあったのか。

あの大会には意味があった

中村さんの寄稿より。

ブラジルワールドカップは、日本代表にとって大失敗だという見方をする人もいるようだ。確かに、試合には勝てず、結果は出なかった。しかし、日本代表が出場したからこそ、「トモにブラジルへ」プロジェクトが行われ、4人の子供たちにかけがえのない経験をさせることもできた。勝敗を超えたところに、サッカーの持つ巨大な可能性があるのかもしれない。誰かがどれだけ悪く言ったとしても、我々にとってブラジルワールドカップは一生の宝物なのだ。

「サッカーは結果が全て」
「勝たないとサッカー界が盛り上がらない」
「負けたから意味がなかった」
という私のようなサッカーオタクの意見は、単なる損得勘定でしかなかったかもしれない。
勝敗が全てではないかもしれない。
 
あの大会には意味があったんだ。
あの大会に参加することで、一生の宝物を得た人もいたのだ。
 
今回立候補した子供達4人は、ツンさんが意外だと言うほど、活発で行動的なタイプではなかったとか。
この旅で、子供達は「自分を変えたい」「人見知りを直したい」「積極的になりたい」と事前に語っていた。
そんなシャイな子供達が、本田の先制ゴールのとき、笑顔でハイタッチしている写真が!
 
ああ、変わったんだな、この子供達は。
 
サッカー観戦を始めた頃の、勝っても負けても、スタジアムの雰囲気を楽しんでいたあの頃を、懐かしく思いました。


最後に、この旅を取材したニュース動画を載せておきます。
頑張ったんだなあ、子供達。

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